チェビ −燕−

愛したことさえ 忘れてしまう
人は悲しい 生き物なのに
柳が淡く 芽吹いた街に
今年もツバメが もどってきたわ
チェビ 教えてよ
チェビ あの人どこへ行ったの
忘れ上手が一番 倖せに近いと
若くないから 知ってはいるけど
やっぱり 器用に生きられないね

忘れることさえ 忘れたように
鳥は何かを 信じて飛ぶわ
ツバメが消えた 秋空見れば
いつしか涙が あふれてしまう
チェビ おまえなら
チェビ 来年帰ってくるのに
くわえ煙草の横顔 憎んでたあの頃
だけど今では こんなに会いたい
やっぱり あなたを待ちわびている

チェビ 教えてよ
チェビ あの人どこへ行ったの
忘れ上手が一番 倖せに近いと
若くないから 知ってはいるけど
やっぱり 器用に生きられないね
×