男の花道

一に稽古だ 三四に稽古
耐えて根性で ぶち当たれ
十と五尺の 土俵の上で
散らす火玉の あゝ大勝負
かけて悔いない かけて悔いない この命

俺の往く道 相撲と決めた
決めたその日に 棄てた恋
壁にはじかれ 奥歯を噛んで
白か黒かの あゝ星を取る
敵は我なり 敵は我なり 己なり

櫓太鼓が 川面を渡る
泣くな綱とる その日まで
磨け国技の 心技を体を
砂にまみれて あゝ咲かす花
晴れて男の 晴れて男の 花道を
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