落花流水

落ちてく花の気持ちがわかる
もがく重みさえも忘れ
目をいっぱいに見開いて立ってた
力がぬけてゆく

流れる水のように私を
どこか遠く運んで

ああ無言の恋歌
うれしい時も悲鳴上げる
いま あなたを知ることが
生きている証

孔雀みたいな満天の星
あなたの瞳に映る私
息が触れると心を刺す棘が
ひとつずつ消えてく

生命の河の水にゆだねた
木の葉の舟みたいに

ああ無言の恋歌
邪険な時を忘れさせて
もう昨日までの私
反古にしてもいい

ああ無言の恋歌
うれしい時も悲鳴上げる
いま あなたを知ることが
生きている証
×