坂道

この坂道を
登りつめたら
あなたが住む街が見える
街路樹の影
路面電車が ほら
横切ってく

何度も言い聞かせたさよならは
今も重いけど
廻り道ばかりを選んでた
私だって気づいたから

抱きしめて 折れるほど 
誰より好きな人
唇をふさいだら
遠くなるわ さよならが…

二人愛した
街の景色は
変わらないね 嬉しかった
図書館までの
桜並木も ほら
あの日のまま

どんなに忘れようと思っても
やっぱり出来なかった
いつかはその胸に帰ってく
私きっと気づいていた

かけ出してしまうほど
心は急ぐけど
思い出の坂道を
歩きたいの もう少し

抱きしめて 折れるほど
誰より好きな人
唇をふさいだら
遠くなるわ さよならが…
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