初愛

窓にギラギラと原色のネオン
まるでどしゃ降りの雨みたく注ぐ部屋で

その濡れた肌 からみつかせて踊る
甘いタンゴの吐息を混ぜて
これ以上 近づけないほどそばにいよう

愛も哀しみも同じさ 胸がせつなくて泣くから
もっと好きになるにはどうすればいい
身体じゅうの曲線を合わせてどんな隙間さえなくして
抱き合う 情熱なんて焦がすほど

きみに見つめられ呪われる魔術
刻む1秒が光より速く過ぎる

何が欲しいと聞かないでくれ きっと
何もいらない 夢も明日も
明けない夜がもしあるならそれが欲しい

愛がこんなにも苦しい 息も目瞬きもできない
こんな気持生まれて初めて知った
きみに出逢う前までに覚えたことが役に立たないのさ
ずいぶん生きてきたのに悔しいよ

愛も哀しみも同じさ 胸がせつなくて泣くから
もっと好きになるにはどうすればいい
身体じゅうの曲線を合わせてどんな隙間さえなくして
抱き合う 情熱なんて焦がすほど
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