川の流れは

川の流れはだれも 変えられやしないさ
東へおれ 西へ 涙を運ぶ

決して溶けることない 罪深き悲しみ
私達は今日も 川へとこぼす

いつまで僕は
知らん顔で 歌えばいいのだろう
できればいっそこのまま 海へ流してくれ

川を下り漂う 悲しみに耐えられず
魚は目を閉じて 二度と開けたがらない

流れてはふきだまる オモチャやクツやカサに
囲まれた寝床で 山椒魚は笑う

いついつまでも
川のゆりかごで 何にも知らされず
できれば子供のままで 抱かれていたかった

いつまで僕は
知らん顔で 歌えばいいのだろう
できれば僕もこのまま 海へ流してくれ
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