二子玉

風とキラキラ舞うあなたの背を
ずっと追いかけてたあの瞳で
そっとユラリラ川面を揺らした
光る未来の向こうに

試験休み明けの夕焼け
刻む傷は机の隅
別れの季節が足音を立てる

雪が残る校庭には
顔を出した小さな花
変わらないでいよう 何が変わっても

二人並んで 歩くバス通り
ふと触れた手と手 鼓動が高鳴る

風とキラキラ舞うあなたの背を
ずっと追いかけてたあの瞳で
そっとユラリラ川面を揺らした
光る未来の向こうに
時には言葉じゃ足りなくなるけど
smile again きっと
歩き出せるよ

細い路地を抜け自転車で
坂を下り多摩川まで
水辺に降り立ち 見た飛行機雲

遠くまでほら 投げた小石は
泣き笑いまた想い出に跳ねた

風とキラキラ舞うあなたの背に
口ずさむ歌届くように
僕らユラリラ川面を見つめた
ひとりひとりの行く先
「好きだ」と言葉じゃ言えずにいたけど
smile again きっと
それもいいんだよ

桜ヒラヒラ舞うあなたの背に
降り注ぐ花びらさよならじゃない
涙ユラリラ川面を揺らした
寂しいけどもう行かなきゃ
時には言葉が足りない朝には
smile again きっと
歩き出せる
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