理科室

理科室で外を眺めてた。グラウンドは誰もいないや。
僕はただ火をつける真似。灰にする、そっと全部―――。

ゆらいで、ゆらいで、君の笑顔歪んだ。
ちゃんと、ちゃんと、見れなくなるくらい。
なんで、なんで、涙がこぼれるの?
理解はできないけど、
答えなんかいらないから空を仰ぐ。

インチキな言葉と感情はフラスコのなかで混ざった。
擦り減って、失くなってしまうよ。まるで僕、白いチョークだ。

にじんで、にじんで、キラめいて見えるんだ。
不安で、不安で、考えるのも嫌だ。
そして、そして、ボンヤリ思うのはいちばん遠いところ。
それはきっと、
多分きっと、君の心―――。

わかりあう事が愛だって聞いた。それが本当ならみんなひとりぼっち。
ずっと、ずっと。

ゆらいで、ゆらいで、君の笑顔歪んだ。
ちゃんと、ちゃんと、見れなくなるくらい。
なんで、なんで、涙がこぼれるの?
答えなんかいらない!

にじんで、にじんで、キラめいて見えるんだ。
不安で、不安で、考えるのも嫌だ。
そして、そして、ボンヤリ思うのはいちばん遠いところ。
それはきっと、
多分きっと、君の心―――。

こんな僕を燃やすだけの火をください。
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