アゲハ

二十一歳の彼女は今日も歌を歌ってる
It's・Only・My・Time
こんがらがってた頭の中を波がさらっていく
It's・Only・My・Time

もうあんな奴のことなんて 忘れようって思った時
雨の向こうに 空の面影が見えた

二十二歳の彼女は今日も夢を見ている
It's・Only・My・Time
きっとあの街へ行けばすべてが変わるはず
It's・Only・My・Time

いつの間にか身につけた作り笑いをした時
あの日見かけたアゲハが空に消えてった

Baby I like you
もう会う事はないけれど
Baby I like you
君は君 それをどうか忘れないで

二十六歳の彼女は今日も月に尋ねる
It's・Only・My・Time
「何か忘れてる気がするんだけど あなた知ってる?」
It's・Only・My・Time

また吸い始めたタバコに火をつけようとした時
水に沈めたピアノが空に顔を出す

三十二歳の彼女は今日も歌を歌ってる
It's・Only・My・Time
こんがらがってた頭の中の霧が晴れてく
It's・Only・My・Time

もう許してあげよう 月を見上げた時
あの日見かけたアゲハが肩に舞い降りる
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