106

つまらない意地を張って つい本心とは裏腹な態度
出会った頃の様なときめき 優しさ 素直さはもう
一冊目のアルバムの中でさびれてる

恋人同士とは言っても 僕ら所詮は赤の他人さ
なのに君は僕の全てを解ってくれていると思うから
ほら また今日も擦れ違う…

「さよなら もういい」と 傘も差さずに飛び出した
どうせいつもの事だと 引き止めもせず寝転んだ
そう きっと君はもうじき そのドアを叩くはず

正直言って心のどこかじゃ 独りになりたいと思ってた
よくある話さ失ってはじめて気が付いたんだ
近すぎて見えなかった君の大切さに

今日だってそうさ 家路に着くたび
君が戻って来てくれてやしないかなんて
けれど一階左隅の部屋は 想像以上に暗い
小さな期待は いつも打ち砕かれて

良かった頃ならば このドアの向こうには
悲しみや寂しさなどない 二人の世界が広がってたのに
もう 君はいない 106号室は孤独と向き合う戦場…

「さよなら もういい」と 傘も差さずに飛び出した
どうせいつもの事だと 引き止めもせず寝転んだ
良かった頃ならば このドアの向こうには
悲しみや寂しさなどない 二人の世界が広がってたのに
もう 君はいない 106号室は孤独と向き合う戦場…
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