夢でもいいから

「君は日に日に綺麗になるね」と突然
テレもしないで 私につぶやくあなた
恐いくらいに幸福すぎると感じた
街はいつでもすべて輝いてみえた

あなたが着てたスーツの色で
いつも季節を感じていたわ
そしてあなたに抱かれるたびに
季節さえも忘れてたあの頃

嘘でもいいから「忘れない」と
言ってくれても いいでしょ
夢でもいいから 思い出して
愛し合った日のこと

せめて最後に5分だけ時間を下さい
それが過ぎれば他人同志に戻るわ
夏の海辺やロードショーの後の街並
2人囲んだ友達のはずむ笑顔

あなたが脱いだスーツをいつも
肩にはおってフザケていたわ
あなたしかない匂いの中で
流れ過ぎてた今日までの毎日

嘘でもいいから「忘れない」と
言ってくれても いいでしょ
夢でもいいから 思い出して
愛し合った日のこと

2人育てた時間も終り
冬の足音聞こえ始めた
明日私が目覚めた時は
すべて昨日の出来事になるのね

嘘でもいいから「忘れない」と
言ってくれても いいでしょ
夢でもいいから 思い出して
愛し合った日のこと

夢でもいいから思い出して
愛し合った日のこと
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