夢灯り

雨に打たれて こごえる肩に
声をかければ ふり向いて
心細[こころぼそ]いと つぶやいた
その眼にこぼれる ひとしずく
ああ 幸せよ その指にとまれ
やすらぎ ぬくもり 夢灯り

俺の情熱で 翼をやすめ
泣けばいいのさ 辛いなら
流す涙が かれたなら
過去の悲しみ 消えるだろ
ああ めぐり来る この季節を照らす
夕やけ 浮雲 夢灯り

背中合せに 生きるよりも
心寄せ合う ぬくもりを
胸に刻んで 生きるとき
輝く未来が 待っている
ああ 降るような この星の下で
数える明日に 夢灯り
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