玄海月夜

胸に大きな 希望(のぞみ)を抱いて
人は一度は 故郷(ふるさと)捨てる
空を見上げりゃ まん丸月だ
男ごころの 真ん中あたり
のぞいているよな 玄海月夜

渡り鳥さえ 番(つが)いで鳴いて
翼広げて 旅立つものを
上りホームで 別れたあの娘(こ)
待っていてくれ 迎えに行くよ
島影はるかな 玄海月夜

ビルをまたいで 流れる星に
祈る願いは 両手にいくつ
夢で帰ろか 今夜はひとり
いつか必ず 男になると
誓ったあの日の 玄海月夜
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