キボウとゼツボウ

ユーウツがボクらに しがみついて
引きずるジーンズは 泣き濡れた鎖
声にならない 声は届かず
探して さがして サガシテ…

はやりすたりに 振り回され
たどり着くのは アスファルトの上
旋律のない歌 さえずる小鳥
等しく 空しく 哀しく

ボクらの望みは カタチないもの
ひょっとして ないなんて

どんなに、どんなに ココロ叫んでも
道行く誰もがみんな素通り
ボクらは、ボクらは いつもここにいる
飛べない 翼をたたんだまま

夢なんか抱いても すぐ砕かれ
空を仰いでも カゲりゆく未来
祈ることさえ もう忘れ去り
アレして ソレして コレして

欲しいものなんて もう他にはない
きっとあると ちょっと願う

どんなに、どんなに 両手広げても
感じるものはすべて幻覚(まぼろし)
絡まる 矛盾の糸がほどけずに
飛べない 翼をたたんだまま

かすかなヒカリを求めて
眠れぬ夜に迷い込んで
やがて来る朝に 奇跡を期待して

それでも、それでも ボクらは生きてく
なにかを 見つけようと走って
いまでも、いまでも 愛を探してる
都会の森にさまよいながら

キボウとゼツボウ 狭間で揺れてる
飛べない 翼をたたんだまま
ボクらは、ボクらは いつもここにいる
飛べない 翼をたたんだまま
×