螺旋

目が合うだけで別れを 切り出されるのわかっていて
わざとそっぽむいてた
冷めてしまいそうな空気 はぐらかしては凌いでいた

「もういいや」って思うとでしゃばる
心弾むような楽しい日々と 近くて遠い笑い声
一人ぼっち、苦手な方じゃない 一人身も悪かないんだって
自分に言い聞かせながら目に浮かぶのは、涙

どこで間違っていったんだろう
何でなんだ 壊れてゆく
どこですれ違っていったんだろう
何でなんだ 壊れてゆく

君が録画したまんまで ほったらかしてったもんだから
期待なんかしちゃうんだ
忘れようとすることは 憶えることより困難で

等身大で挑んだつもりが 1. 2. 3でほら走り出せば
ただのわがままに変わる
ビデオのように思い出なんかも 重ね録り出来たらいいよなって
ふざけて誤魔化しながら目に浮かぶのは、涙

どうして間違っていったんだろう
何でなんだ 溺れてゆく
どうしてすれ違っていったんだろう
何でなんだ 溺れてゆく

ああ 募る愛情は君をすり抜けて僕を
もう つまらない過去にする
それならいっそ君の中に僕の螺旋を残せばよかったって
今になって思い出してまた目に浮かぶのは ほら、涙

どこで間違っていったんだろう
何でなんだ 離れてゆく
どこですれ違っていったんだろう
何でなんだ 離れてゆく

どこで間違っていったんだろう
わかってたなら…
なんでこんなに君が溢れ出してる
愛ってなんだ? わかるもんか
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