夜空の子守歌

夢だ恋だと 朝まで飲んで
ふらりよろけた 人生小路
明日にはぐれて 泣きたい時も
捨てちゃいけない 心まで
幼馴染みの おまえと俺は
遠い夜空の ふたつ星

「おまえ彼女が 好きか」と聞かれ
すった煙草に 思わずむせた
ふたり一緒に 愛した花は
たった一輪 百合の花
抱いてやりたい その女だけど
遠い夜空の 星でいい

始発電車の 汽笛の音聞けば
思い出すのさ 喧嘩の数を
空に向かって 肩組み合って
あの日歌った わらべ唄
裸同士で 語った夢が
遠い夜空で 星になる
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