涙ひとつぶ

3回目の電話が鳴る きっとあなたは言うの
「キミにとってボクは何?」と 答えばかり求めて…
大切な人が誰か ちゃんと確かめてみたくて
飛び乗った南行きの電車が
今 走り始めたら

涙ひとつぶ 零れてきた
悲しいはずじゃなかったのに…
あなたのことを考えたら 止まらなくなった

窓の外を流れて行く 踏切を数えてた
初めて見る 景色ばかり
…私 何やってるんだろう?
肝心なことはいつも 答えまでたどり着けない
この電車が向かう先も 遠い 遠い
あなたのいない場所

涙ひとつぶ 零れてきた
やさしさばかり 思い出すの
何度拭いても 消えないから
まぶたを閉じた

浅い眠りが覚めたとき キレイな海が見えた
この景色は忘れないでいよう

もう…これ以上先になんて 行かなくてもいいんだよね?
あなたのいない街になんか 答えはないから

涙ひとつぶ 零れてきた
いつだってそう… アナタだけが
私のそばにいてくれたの
大切な人が…いつだってそばに…
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