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冷たくなった季節の中を ひとり寂しく 慣れた道
二人並んで帰ってた日々 笑い合う声聞こえたような

忘れたふりで 過ごしています 今を 生き抜く為に
要らないものを 上手に捨てて 僕らは 今日を暮らしている

もし君が苦しいなら思い出してよ
僕らはそのままで 同じ空の下にいる
僕もまた君のことを思い出していて
誰も気付けない場所にさ 今日もしまって隠しているのさ

複雑すぎて絡まることを ひとつひとつと解いてた
大切なもの見失うよと 僕は今更気付いたようで

冷めないように温めています ずっと忘れぬように
後ろでいつも消えないように 小さな炎を灯していく

ただ今はあの日のこと思い出している
すべてがそのままで 僕の中に残っている
いつの日もどこまででも 連れて行くのさ
誰も届かない場所にさ 君を連れて逃げたいのさ

涙にはあの姿が滲んで見えた...
君じゃなきゃ 君じゃなきゃダメなことを
気付けた時には もう忘れられずここにいる
もう二度と もう一度は使えないから
ダメになりそうな夜は そっと誰かに甘えていて
僕は今日もここにいる
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