ツキカゲ

ふりむいても
のぞきこんでも
何もないんだと知って
また、歩くことにしたんだ
今度は道を間違えないように。

空に咲く月は 淡い光を放ち
夜の闇をほんのり照らし出す
「お前の道を歩け」と
そう言われているようだ

あぁ このまま ここにいてよ
照らしてよ
いつかの空に月が咲く夜
あの影も消えてゆくだろう

僕たちは汚れ、傷み
それでも笑顔を造り
好きなだけ泣くことにしたんだ
自分と自分が愛しあえるように

濁った水を作り出す
--僕の手…
深く傷つき血を流す
--僕の腕…
僕らは影を知らなければならない
時には泥の道も歩くだろう

あぁ 流れる時の中で 僕達は
ずっと ずっと
終わりのない道を歩いて
愛を探す。。
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