北海あばれ節

波のしぶきが 肌刺す風が
五臓六腑に しみとおる
生まれながらの ヤン衆じゃないか
男度胸を 荒海に
賭けて唄うぜ 大漁呼び込む
あばれ節

海へ出るしか 能ない俺が
津軽おんなに 恋をした
口にゃ出さぬが 心の中は
お前ひとりに 決めてるぜ
綱を引く手に 浜へとどけと
あばれ節

獲ったばかりの 魚を焼いて
廻し呑みする 茶わん酒
命あづけた 北海ぐらし
三月振りだよ 大漁の
のぼりみやげに 帰る男の
あばれ節
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