薔薇の涙

雨がはげしく たたいていたね
別れ港に つづく道

胸がつまって さよならさえも
いえず背中で 泣いていた ローザ
忘れはしないよ ローザ
信じておくれ

たったいちどの くちづけなのに
忘れられない いとしのローザ

レインコートの えり立てながら
髪の紅ばら ぬれていた

白いうなじが 責めてるように
ふるえていたね 雨の中 ローザ
抱きしめたかった ローザ
たまらなかった

愛がこんなに 切ないものと
ぼくはわかった いとしのローザ

君は今夜も 瞳のおくに
愛の光を 燃やすのか ローザ
いつかはあえるさローザ
信じておくれ

ぼくの心の中にはいつも
君がいるのさ いとしのローザ
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