星は何んでも知っている

星は何んでも 知っている
ゆうべあの娘(こ)が 泣いたのも
“かわいいあの娘の つぶらな
その目に光る 露のあと
生まれて初めての 甘いキッスに
胸がふるえて泣いたのを”

(セリフ)
「あの娘を泣かせたのはおいらなんだ
だってさ、とってもかわいくってさ、
キッスしないでいられなかったんだ
でもさ、でも………、
お星様だって、知っているんだ
あの娘だって悲しくて泣いたんじゃない
きっときっとうれしかったんだよ」

星は何んでも 知っている
今夜あの娘の 見る夢も
“やさしいナイトが あらわれて
二人でかける 雲の上
木ぼりの人形 にぎって眠る
若いあの娘の 見る夢も”
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