片割れ月

胸のともしび 冷たく消えて
明しかねては 涙にうるむ
乙女ごころも 三歳の昔
一つ一つの ああ 想い出淋し

夢がほんのり 訪れました
星の数程 訪れました
忘れようとて 忘られましょか
雲間雲間の ああ 片割れ月よ

港出船の 舳先で泣いた
やるせないよな 片割れ月よ
今日もこのまま お別れしよか
想い想いの ああ 片割れ月よ
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