錆びたレールを横切って
下りホームに渡ったら
旅人よ そこから先は
過去と未来を思うなよ

見送る人の影もなく
季節の風が泣くばかり
ことば少なにうつむいて
北へ旅する人が行く
AH… AH… AH… AH…

時代の流れに残された
古い景色の駅からは
旅人よ 心を抱いて
ひとりしみじみ旅立てよ

コートのえりを深く立て
凍えるからだつつみこみ
靴の爪先 小きざみに
汽車が着くのを 待ちわびる
AH… AH… AH… AH…

AH… AH… AH… AH…
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