こゆき

北の空から 舞い散る雪に
今日も港は 暮れてゆく
馬鹿な女と 指さされても
いいの あなたが 好きだから
あんなに優しく抱いた人
死んでも私は 忘れない

こゆき こゆきは 漁火に
そっと 今夜も 祈ります
こゆき こゆきは ただひとり
あなた 信じて 待ってます

風の海峡 背のびをしても
霧笛ばかりが 哭きじゃくる
女ざかりを ひとり寝まくら
寂しすぎます ねぇ あなた
嘘でもいいの もう一度
やさしくされたい 抱かれたい

こゆき こゆきは 別れても
いつも あなたの 夢ばかり
こゆき こゆきの 故郷は
そうよ あなたの 腕の中

こゆき こゆきは いつまでも
あなた 命と 決めてます
こゆき こゆきは ただひとり
あなた 信じて 待ってます
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