女の花詞

一つしかない 命を賭けて
花は吹雪の 中に咲く
私も女と 生まれたからにゃ
秘めた炎が 道しるべ
いばらの道を 歩きたい

人を泣かせて 生きてはならぬ
誰が見てようと 見てまいと
鴎も通よわぬ 小島の磯に
咲いた椿の 心意気
私の胸に 飾りたい

何も残さず 死ぬのはいやよ
それが女の 花詞
一日一善 つみあげながら
前へ進んで 散るときも
ふり向かないわ 泣かないわ
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