恋のなきがら

凍える指の先に ああ痛みが走る
遠い夢の夢の破片 疼いてる
思い出の棲む部屋には あの頃の幻

夜毎あなたに咲いた
この花を 覚えてますか
夜毎あなたの色に染められた
私は恋のなきがらよ

震える胸の扉 鍵もかけずにいるわ
風が泣いて 泣いているから 眠れない
今でもそこに あなたがいるような 気がする

息をひそめて香る
この恋を 見つめてほしい
息をひそめたままで散るのなら
このまま消えてしまいたい

夜毎あなたに咲いた
この花を 覚えてますか
夜毎あなたの色に染められた
私は恋のなきがらよ
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