君の音が聴こえる場所へ

あなたの水をください
遠い日に渇いた 甘い記憶に
果実の吐息達あふれる時間に
夜が瞳閉じる瞬間に

夜明けから ラジオにまみれて
聴き慣れない歌 耳もとに残る
あなたよりも夏をもっと知ってるのに
あなたの気持ち分からないまま

口癖は友情をいいわけに染めていく
今 抜けだして
あなたの横顔だけに
変わらない夢をみてる

声が届かなくても 口づけで抱きしめたい
話し足りない言葉は少しだけここで眠らせて
部屋の灯りのそばで 心だけ確かめたい
今 伝えたい想いが ありふれた言葉でつつまれるまえに

初めて覚え始めた
唇の予感 よみがえらせて
あなたが一番に好きなメロディーも
まだ聴いたこともないけれど

さよならと言ってしまうわたしのせつなさを
今 飛び越えて
あなたの素顔だけに
変わらない夢をみてる

声が届かなくても 口づけで抱きしめたい
話し足りない言葉は少しだけここで眠らせて
部屋の灯りのそばで 心だけ確かめたい
今 伝えたい想いが ありふれた言葉でつつまれるまえに

夜のつづきを抱きあうことができるなら
今 抜け出して
あなたの横顔だけに
変わらない夢をみてる

声が届かなくても 口づけで抱きしめたい
話し足りない言葉は少しだけここで眠らせて
部屋の灯りのそばで 心だけ確かめたい
歩き出した気持ちは ひとりでに傷ついてしまう

心が聴こえる場所で 響く音を見つめたい
描き足りない行方は少しだけここで眠らせて
雨上がりの交差点 そのままで抱きあいたい
今伝えたい想いが ありふれた言葉でつつまれるまえに
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