さよならは云ったけど

髪の先まで 夜露にぬれて
君のぬくみを 教えてくれたね
あの目 あの声 夢ではないか
帰したばかりの 君なのに 恋しい

腕に抱かれて すなおにしてた
君の吐息が どこかにしみてる
忘れられない 夜になったね
別れたばかりの 君なのに 会いたい

君が残した うつり香さえも
俺の心を 炎にするのさ
霧にしめった 夜道をゆけば
おくったばかりの 君なのに せつない
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