胸に降る雨

降りだした雨が この髪つたうたび
悲しみを隠す 化粧も滲む
逢いたくて 逢いたくて
またあなた捜している
幻に変わっても 忘れられなくて
優しい誰かに ほどほどに愛されるより
あなたのためだけ 泣くこと選ぶわ

お願い 同じ空の下
生きてるだけでいい 報せてよ
せつなく胸に降る雨に
想いが流されて しまわぬように

川面で揺れてる 灯りをすくうように
面影は指を すりぬけてゆく
泣き濡れて 泣き濡れて
憎しみにすがるけれど
私には旅立てる 傘さえもないの
あなたにとっては もう思い出したくもない恋でも
私のささえだったから

お願い いつもの街角
報われなくていい 待ちたいの
あなたを愛する気持ちが
間違ってないこと 信じるために

お願い 同じ空の下
生きてるだけでいい 報せてよ
せつなく胸に降る雨に
想いが流されて しまわぬように
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