演歌桜

生まれ火の国 あとにして
たどる炎の 歌の道
親のこころを 胸に抱き
越える苦労の 幾山河(いくやまかわ)よ
演歌一節 アンアアンアンアン きかせます

雨は降る降る 陣羽は濡れる
越すに越されぬ 田原坂

海は不知火 燃える波
夢をゆさぶる 阿蘇の山
花も嵐も くぐりぬけ
恋のつらさは この身の艶(つや)に
歌は真実(まこと)の アンアアンアンアン 亜矢節さ

肥後のもっこす ご贔屓(ひいき)に
声も千両の 晴れ舞台
人の情けを ふところに
音頭とる手に 桜も咲いて
演歌一筋 アンアアンアンアン たのみます
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