椿のふるさと

紅い椿の 花咲く季節
飛んでゆきたい 南の島へ
風のいたずら 窓打つ夜は
あなた呼んでる 声がする
恋しくて 恋しくて
この胸 じんじん… 熱くなる

夜明け間近の 夢に起こされ
ゆれる波間に あなたが浮かぶ
潮の香りは ふるさと便り
未練ごころに 連絡船がでる
逢いたくて 逢いたくて
この胸 じんじん… 泣いている

赤い夕陽が 岬でねむり
レモン月夜が 入り江をてらす
母が仕立てた 紬を着れば
椿祭りの 島娘
帰りたい 帰りたい
この胸 じんじん… 燃えてくる
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