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繋いだ手を離した後にもう一度呼び止めたかった
君の手を取りにゆく事も呼ぶ事も出来なかったんだ

まだ温かい手のぬくもり沢山の人込みの中
記憶が思い出を描いてく昨日のように想い出す

終電へと早歩きの君と僕 云う事なき僕の想いは遠く
頬に流れる涙は何を言うの 全ての想いを僕に教えて

無理だとしても心の中に「君を描けるよ」
素直に言えない僕が嫌になっていくんだ

静まる夜の海岸線 白い吐息と月の光
見つめ合う二人をそっと優しく包んでゆくの

君と歩幅合わせる僕 切り出せない伝えたい気持ち
離れていきそうな君を見つめていると言えなかった

大きな夜空 ちっぽけな僕 幾千もの星 勇気に変えて

君が去った後に 僕は伝えもしない言葉を吐き出して
後悔が僕を襲い 何もかも奪い去って行くんだ
自信と優しさをくれた君は夜空の闇へと消えてゆく
優しい笑みを見せて
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