愛遥かに (DA TROPPO TEMPO)

あなたのいない この部屋に
古びた白い椅子一つ
あなたはいつでも その背にもたれて
私を見ていた
あなたが椅子の片隅に
ふざけて描いた 落書きは
今でも そのまま
幸せな頃を思い出させるの

あれから月日は
いくたび 春を迎え
私の胸の中で
愛の悲しみは 遠いはずなのに
愛は消えない
あの頃よりも深く あなたを愛している
想い出が遠く 離れて行くほど
子供のような わがままで
過ちばかり繰り返し
本当の愛の優しさに
気づかずにいた私

窓辺を染める夕暮れが
あなたの椅子にとどく頃
わたしはいつでも その背にもたれて
あなたを想う
ラララ… ラララ…
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