陽ざしの中で

坂道を下って
走り寄る君がいた
明け方に見た夢に
笑顔の君がいた

気まぐれな言葉が
しみついた部屋の壁
窓辺の花だけは
ほんのりと色づいた

季節のかわる気配に
振り返ってみたけれど
白い陽ざしがまぶしすぎて
もう君をさがせない
もう君をさがせない

すわる人のいない
木造りのゆりいすが
陽ざしの中でゆれて
ながい影をおとす

季節のかわる気配に
振り返ってみたけれど
白い陽ざしがまぶしすぎて
もう君をさがせない
もう君をさがせない

白い陽ざしがまぶしすぎて
もう君をさがせない
もう君をさがせない
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