季節風

どんなに愛してみたところで
実るあてない恋だから
あなたのしあわせ思うならば
ここで耐えるしかない
なぜ出逢ったのだろう
もの言わぬ過去の傷にひかれたみたいに
なぜ暮す世界が違う二人して
名乗りあったのか
過ぎゆく風 泣いてる日がある

並んで歩けば人の目には
たぶん恋人にも見える
二人は別れを告げるために
こんな街角にいる
もう二度と出来ないさ
行き止りなのを知っておぼれたあの恋
もうあなたしかない僕のみじめさも終る
今日かぎり
過ぎゆく風 聞いてる日がある

いつ今日の痛みを
なつかしい顔で 思い出せるのか
過ぎゆく風 目につく日がある
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