20才の微熱

あてもないのに
誰れかがほしくて
汗ばむ街へ 出かけた
おとこの目の中を
遠ざかる うぶなあの娘

恋の火花散らし
あせる あせる あせる
こどくな 狼 が
あせる あせる あせる
心の微熱に 悩まされ…

あてもないのに
もやもや気分で
人に押されて 歩いた
おんなっぽく まぶしいよ

君を見かけた
ざわめく十字路
やさしく会釈したのに
ひそひそ噂して
逃げるよに 背中むけた

君のあとをつけて
いそぐ いそぐ いそぐ
愛があればいいと
いそぐ いそぐ いそぐ
ひとこと言葉を かけたくて

あてもないのに
もやもや気分で
真昼の夢をさがした
おんなっぽく まぶしいよ

恋の火花散らし
いそぐ いそぐ いそぐ
こどくな 狼 が
あせる あせる あせる
心の微熱に 悩まされ…

君を見かけた
ざわめく街角
人に押されて 歩いた
おんなっぽく まぶしいよ
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