風の子守唄

なじみの酒場で はなうたを
歌えばギターが ついてくる
しゃれたロックも いいけれど
夜は演歌が じんとくる
まして逢えない こんな夜は
淋しいね 淋しいね
雨の夜更けは 淋しいね

命もあげると 惚れた恋
世間がなにさと 燃えた恋
十に一つの 優しさに
すがりついてた 恋ごころ
どこで濡れてる あのひとは
淋しいね 淋しいね
昔ばなしは 淋しいね

いっぱい飲むたび ふるさとが
近くになるよな 酒の味
窓のすき間を はたはたと
風がたたいて 呼びにくる
一緒に故国へ 帰ろうと
淋しいね 淋しいね
酔えば酔うほど 淋しいね
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