私を忘れる頃

宵の明星 ふう手が届きそう
ふりむけば すっかり青い夜
コンビナートが ああ煌いていた
遥かなふもとに

別れの言葉 ふう投げかけたとき
まわりじゅう ぼやけて海の中
耳を切るように ああ風が鳴ってた
真冬の展望台

口に出してはだめよ
見つけた流れ星
遠く離れても 遠く離れても
ずっと元気でいて

煙草の先が ふうときどき紅く灯るたび
照らされる横顔
してあげたくて ああできないことが
たくさん まだあるのに

あなたに のぞまれても
捨てられなかった夢
やがて許してね いつか許してね
私を忘れる頃

宵の明星 ふうどこへ行ったの
満天の銀河に埋ずもれて
しばらくしたら ああライトをつけて
カーヴを下りてゆきましょう
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