JAPANEGGAE(ジャパネゲエ)

愛苦ねば 世も知れず
よう行(い)かば 野に出(い)でん
浪漫派に旅情 庶民衆の業(ごう)
絵空事(えそらごと)の

歩めば 情事成(な)んとす
宿塀(やどべい)に湯女(ゆな)けむり
花魁下(おいらんか)に舞妓 常連風の某(ぼう)
寝ずの泊まり

汝(な)は女詣(おんなもうで) 用すれば艶(えん)の談
沙婆の酔(よ)い 酔い 酔い 酔いや

病(や)めれど 止(や)め難(がた)き
宴(えん)の才(さい) 宴の才

闇の宵や ただの宵や
たかが夢や されど夢や

蛇(じゃ)の目(め)に雨あれど
恋路に醒(さ)めなけり
良人放蕩(りょうじんほうとう)な悪性(あくしょう)
可憐淫猥(かれんいんわい)の情
憂い無き世

汝(な)は女詣(おんなもうで) 用すれば艶(えん)の談
沙婆の酔(よ)い 酔い 酔い 酔いや

馴じみの女巡(おんめぐ)り
宴の才 宴の才

愛苦ねば 世も知れず
愛苦ねば 世も知…
×