好きだよ佐賀関

男の全てを 一本釣りに
賭けて継ぐのさ 親父のあとを
ロマンが眠る 速吸の瀬戸
浪に揺られて 又想う
俺の意気地を 陰で支える
君が居るから
ああ 好きだよ佐賀関

一荒来るのか 日振の島が
やけに近くに 見えるじゃないか
こませをつめて 投げ込む海を
低く鴎が とんでゆく
俺の安全 祈りつづける
母が居るから
ああ 好きだよ佐賀関

気立てもサバサバ 豊後の女は
引きも当たりも 一アジちがう
船足軽く 心も軽く
急ぐ港は 恋港
俺の安らぎ 守り温める
君が居るから
ああ 好きだよ佐賀関
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