ソーラン家なき子

あれが江差だ ニシンの町だ
列車を追いかけ 飛ぶカモメ…
知らぬ他国は 心も細る
ましてねずみの 日の暮れ方は
わたし家なき子
恋と東京を 捨てて来た

待って一年 未練で二年
つぶした若さが 惜しくなる…
口は軽いが 心も軽い
そんなあんたに けじめをつけて
わたし家なき子
せめて悔やんで いて欲しい

いいえめそめそ もう泣くものか
涙の化石が 落ちただけ…
白いGジャン すっぽり被り
夢を見ましょう 乗り換えまでは
わたし家なき子
ひとりソーラン 北を行く
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