花挽歌

夜明けの枕に 聞こえます
三月 桜の ため息が
みじかい苦しい 命なら
あなたの吐息で 散らせたい
しあわせが どこかへ逃げて行く
春の夢が そこまで 来てるのに

泪の向こうに にじみます
八月 螢の さよならが
愛する嬉しさ さびしさも
あなたが教えて くれました
しあわせは 帰ってこないのね
秋の川に ぬけがら 流します

愛の日よ 明日は風になり
空の果てを さすらえ あてもなく
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