いつか七夕

いつから私たちは償いは 消えていったのだろう
長い長い年月が川の石を丸くしたのだろう

ふるさとなんかないと 簡単に言う人がいるけれど
一体 どこで 生まれて どこで育ってきたのだろう

今 天の川
いつか七夕
引き離されて
返事もなく戻る道もなく消えていった

私たちの失ったものは
ひとつだけじゃないんだろう

どうして私たちはいつまでも 無関心でいるのだろう
成れの果てに乾杯をしては 忘れてきたのだろう

決められている言葉通りには人は動くけれど
ひとりひとりの自由をなにでつなげればいいの?

今 誰よりも
遠い友達
想えば近く
別れのない 夢の中でだけ やっと会える

私たちはできることさえも
あきらめてみたりするけど

今 天の川
いつか七夕
ほどけた絆
同じことを くり返していることも知らない

私たちの笑いかける場所に
イメージの花を咲かそう
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