五月雨

この声は届いてますか
この歌は今日も聴こえていますか
貴方のいる
貴方の生きる
その心に

五月雨落ち
肩を濡らして
はじめて貴方に会った日も
ちょうどこんな季節でした
おぼえていますか

明日の朝の光
また見れるように
明日を生きるための
今日の精一杯を
白く小さなその指先がほら
握り返して、
教えてくれました

貴方から受けとった愛を
こうして今日も
この空に叫んだ
この声よ この歌よ
貴方の生きゆく日々の力になるように...

どんな表情で
どんな姿で
会えばいいか戸惑った私を
待っていたのは
天使のような
笑顔でした

この目を瞑っては
浮かびあがってく
明日を諦めない輝いた眼を
白い部屋の中に
飾られていた
太陽に向かう
ひまわりのようでした
貴方から受けとった言葉
声にならない声の
ありがとう、を
忘れてはならぬ真実を
この胸に抱いて
いつの日も
いつの日も...

白く小さなその指先がほら
握り返して、
教えてくれました

貴方から受けとった愛を
こうして今日も
この空に叫んだ
この声よ この歌よ
貴方の生きゆく日々の力になるように...
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