流れおけさ節

佐渡が呼ぶのか まつりの音が
きこえて来るよな 他国の船よ
飾る錦の みやげもなくて
胸で詫びてる その歌は
母に習った ああ おけさ節

お光 泣かせた あの佐渡情話
どうしていまさら この身を責める
今年いくつか 可愛い女は
ひとりくらして いると言う
想いかよわす ああ おけさ節

佐渡を写した まんまる月に
慕情の盃 重ねる夜さ
島の磯菊 花咲く頃は
せめて素顔で もどりたい
流れ流れの ああ おけさ節
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