時は流れても

シベリアおろしの季節がまた来たね
瞼を閉じれば 女の顔がある
あゝいくら飲んでも
酔えない 酔えない ひとり酒
これでいいんだ たとえ心が痛んでも
お前のせいじゃない

真紅な角巻 舞いとぶ雪の華
忘れちゃいないさ あの日の北の駅
あゝ胸に刺さって
消えない 消えない すすり泣き
これでいいんだ ついてきたって迷い道
お前のせいじゃない

涙の数だけ 倖せあげたいよ
その日が来たとき お前に逢いにゆく
あゝ夢のにがさに
酔えない 酔えない ひとり酒
これでいいんだ 春になっても冬景色
お前のせいじゃない
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