明日の地図

夜明けから 200マイル
僕を乗せて 汽車は走る
愛しい日々が 通り過ぎる
白い雲になって 花びらになって

まだ描きかけの 明日の地図を
あの人に あげればよかった
迷わぬように 泣かないように
またいつか どこかで逢えるように

夜を越え 500マイル
鞄の枕で 眠ろう
いつでも 自分を守り過ぎて
気が付くと 荷物がまた増えているよ

夜空を泳ぐ 無数の星を
あの人に 見せてあげたかった
いつも 一番大事な物は
近すぎて とても見えやしない

まだ描きかけの 明日の地図を
あの人に あげればよかった
迷わぬように 泣かないように
またいつか どこかで逢えるように
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