月の光

さしのべた小さな手の
冷たさ

舗道へとのびた影が
溶け合う

月の光に洗われた
君の背中に
天の川が雪崩れてゆく

運命に彫り込まれた
君の名

この愛は洗い立ての
生麻さ

星の音符を電線に
並べて作る
君にあげる愛の歌を

青く光る君の髪
やがてぼくに燃え移る

星の音符を電線に
並べて作る
君にあげる愛の歌を

二度と朝がこなくても
ぼくは何を惜しむだろう

月の光に洗われた
君の背中に
天の川が雪崩れてゆく

青く光る君の髪
やがてぼくに燃え移る

二度と朝がこなくても
ぼくは何を惜しむだろう
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