雨の日の憧憬

雨の日のアスファルト道を
濡れて秋の雨
数えられない季節が
また過ぎてゆく
思い出 夏の日
陽やけのあとの匂い

海は いつの時にも
暖かく迎えてくれるのは なぜ
それは………

銀色のデジタル時計が
刻む 時の夢
刻まれたのは ぼくの方さ
いつのまにか
思い出 冬の日
澄みわたる夜空見て

夢の銀河 も一度
この空をうずめ尽くしてしまえば
人は………
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